特別寄稿コラム「タイジロード」
タイジロード No.7 「ピヨッチからの挑戦状!」
タイジロード No.7 「ピヨッチからの挑戦状!」
入院して暫くいた集中治療室(ICU)では、テレビも何もない仕切られた空間にずっと寝ている状態。面会も時間が短く制限されていたうえ、初めは口に人工呼吸器がつっこまれていたり、鼻からチューブがでていたり、体中に色々なモノが繋がっている人造人間状態だったため、中学生にはちょっと刺激が強すぎるんじゃないかと配慮され、少し回復して見栄えが良くなるまで友人らと会うことができなかったので、24時間が2,3日に感じるほどでした。
しかし、念願の友人面会スタートまでは1か月ぐらいかかってしまいましたが、ありがたいことに入院してからそれまでの間、サッカー部の仲間や同級生たちはほぼ毎日病院に来てくれ、待合室に集まっては寄せ書きや手紙を書き、その日来られなかった人から預かってきた手紙などと一緒に置いていってくれたのです。毎日、家族が来た時とかにその手紙を読ませてもらうのが、初期の頃の最大の娯楽であり、「早く治して学校へ行かねば!」というパワーにもなっていました。驚いたのは友人たちからだけでなく、同じ学校の初等部(小学校)の子どもたちからの手紙も届いたということ。同じ学校と言っても小学生とはほとんど交流はなく、顔の知らない中学生の人だったと思うのに、「中等部のお兄さんへ」と一生懸命書いてくれたメッセージはとてもありがたく、さらなる元気パワーとなりました。
そんな、退屈地獄を救ってくれた手紙の数々ですが、特に秀逸だったのが6年間同じクラスの親友で文章の魔術師ピヨッチの手紙。学校であった世間話から始まり、「似ている言葉シリーズ」とか笑えるネタコーナーをはさみ、最後に必ず「図形クイズや謎解き」コーナーが待っているのです。初めはちょっと考えれば分かる優しいレベルだったのですが、ある日「簡単だったぜ!チョロイチョロイ!」とピヨッチに伝言を頼んだのが後の祭り、そこから激ムズ攻撃でちょっと後悔したのですが、毎回ピヨッチからの挑戦状に挑むのが初期の退屈期の最大の楽しみとなったのでした。さあ、あなたもピヨッチからの挑戦状に挑んでみてはいかがですか?
【ピヨッチからの挑戦状!】
「ある」にあって、「なし」にない共通のモノはなんでしょう?
ある: ①「来る」、 ②「段差」、 ③「 彼 」、 ④「バッタ」、 ⑤「 作家 」
なし: ①「行く」、 ②「階段」、 ③「彼女」、 ④「イナゴ」、 ⑤「小説家」

正解はNo.8の最後で

