特別寄稿コラム「タイジロード」
タイジロード No.4 「ボイスパーカッション喋り」
タイジロード No.4 「ボイスパーカッション喋り」
人工呼吸器のジンコちゃんが口から喉元へ移り、何でも食べられるようになりましたが、引き続き声は出せなく意思疎通の問題は残ったままでした。しかし、口がフリーになった事で出来るようになったある事を利用する技をあみ出したことで、その不便さは劇的に改善されたのです。
そのある事とは「ボイスパーカッション」。本当のボイパとは多少違うところはあるかもしれませんが、似たようなテクニックを使えば人工呼吸器を付けていて喉から空気を吐き出せなくても、口の中の空気と舌や歯を使って色々な音が出せるので、その音を意思疎通の時に活用するのです。
【初級編】は、用事があって誰かを呼びたいというとき舌を「チッチッチッ」と鳴らす。これをナースコール代わりとして使っていました。
【上級編】は、「ブッ」、「カッ」、「ツッ」等と出る音を利用して会話を行う。口の動きと合わせることで結構伝わるようになってきますし、上達すれば「ちっちゃい声で誰か喋ってんな!」ぐらいの音の喋りになってくるのです。
ただこの技は聞き手のスキルも結構重要で、母親のように勘のいい人はすぐにこの「ボイスパーカッション喋り」で殆ど通じるようになりましたが、勘の悪い父親とかは最後まで半分ぐらい母親の通訳に頼っていたので、聞き手の勘の良さも分かってしまう恐ろしい技でもあるのです。
是非あなたも「ボイスパーカッション喋り」に挑戦して、友達とどれぐらい通じるかクイズをやってみてください。あなたは勘がいいタイプですか?

