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長岡市小児科 キャッツこどもクリニック 日曜診療あり

タイジロード No.5 「ありがとうジンコちゃん」

 

 

タイジロード No.5 「ありがとうジンコちゃん」

 

口から喉元へ移った人工呼吸器のジンコちゃんでしたが、「そろそろ自発呼吸が出てこないと人工呼吸器が外せなくなる」というリミットが近づき、周りがそわそわしだした頃、僕は幸運なことに自発呼吸がわずかに復活し始めたのです。

 

こうなれば、人工呼吸器脱却の目標へ向け呼吸リハビリのスタート!一体どの様なことをしていくかと言うと、初めは自分でも分からないぐらい小さい自発呼吸なので、リハビリの先生と一緒に深呼吸の練習をしていき、自分で吸っている感覚が掴めてきたら、強く吸わないと息が吸えないように負荷をかける装置を付けて、自発呼吸をパワーアップさせていく。スポーツ大好き男の自分にとって、こういったトレーニングは燃えてくる!「オリャ!オリャ!」ムキになってトレーニングをこなしていった結果、順調に自発呼吸を取り戻し、残すは「卒業テスト」のみ。人工呼吸器の接続部分は残し、何かあったらいつでも取り付けられる状況にしておいて、自分の呼吸だけで生活できるか数日試すのです。

 

その段階まで行くとベッドから離れられてもOKになり、リクライニング付きの車椅子に少しずつ乗れるようにもなり世界が変わっていきました!

 

そして、ついに「卒業テスト合格!」数カ月に及んだ人工呼吸器のジンコちゃんとの共存生活、最後の日を迎えることができたのです。

 

これまで支えてくれたジンコちゃんに感謝と別れを告げ、おそるおそる出した「あぁ…。」という数カ月ぶりに聞く自分声はまだこもっており、「あれ?俺、こんな声だったっけ?」と違和感たっぷりの変声だったのでした。

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