ちょっと涼しい話

今日もいい一日です。

8月13日にお墓参りができなかったので15日の夜、実家に行き、一人でお墓参りに行きました。毎年行き慣れた墓地、まず無縁仏を参ってから、自分の先祖をお参りします。

一人で行くのは何となく怖いけれど、誰かしらいるだろうし、おばあちゃんも待ってるはず。

小走りで墓地につくと誰もいない。カラスだけが鳴いている。まずは小屋の中に並んだ無縁仏に手を合わせる。ふと一番奥の小さなお地蔵さんの顔が目に止まった。無表情だ。そして、自分ちの墓に行き、手を合わせる。お祈りしました。「遅くなってごめん」と。

そして、帰り際にふと無縁仏を覗くとさっきの一番奥の一番小さなお地蔵さんが見えた。ニコッとしているような表情でした。

帰りは井戸によって水を汲んで実家に戻りました。お地蔵さんが笑ってた、と母に話すと「一番奥の小さなお地蔵さんは首がないよね」と言いました。

（またまた、母はへんなこというな）と思いました。

ですが、思い返せば、自分はもともと目が悪く、暗闇の中の小屋の一番奥のお地蔵さんの表情なんかわかるはずがないのでした。