院長先生のブログ
散り急いだ彼女に会いたい
散り急いだ彼女に会いたい
中学校、高校の同級生が亡くなった。
高校生の頃、僕が口パクで歌を歌って歩いていると、彼女はやってきて
「今、歌うたっていたでしょう?楽しそうに~。ふふふ。」と手を口にあてて笑った。
高校生の頃、駅のホームで立ち食いそばを食べていると。あとから彼女はやってきて、
「さっき、立ち食いソバ食べてたでしょ?おいしそうに~。ぷぷぷ。」と手を口にあてて笑った。
思い出すと彼女の笑顔だらけだ。
今、実は尊厳死やスピリチュアルケアの勉強を個人的にしている。
Health is a dynamic state of complete physical, mental, spiritual and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity. (WHO憲章 健康の定義)
【spiritual】の日本語訳が曖昧なまま、【スピリチュアル】と訳されたままだ。
許されるのならば、個人的に【霊的尊厳的】とでも訳すつもりだ。
尊厳死があるのなら、尊厳生があるべきだし、安楽死があるのならば、安楽生がある。
QOL(Quality of Life)があるのならば、QOD(Quality of Death)があるべきだ。
ボクらはみんな神様的な何かから、「息を吹き込まれた」霊的尊厳的存在である。だから、尊厳に値する。
尊厳を持って、生きて、尊厳をもって、死んでいき、その後も尊厳を持ったままで漂っている。
彼女からは昨年まで医学的な相談を受けていたが、訃報に接し、かなり慌ててしまった。
お茶の水地域の緩和ケアにいたと聞いた。会いに行けばよかった。
後悔ばかりだ。
散り急いだ彼女にもう一度、あいたいと、強く思う。

