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長岡市小児科 キャッツこどもクリニック 日曜診療あり

先天性サイトメガロウイルス感染症に内服治療薬ができました。

先天性サイトメガロウイルス感染症に内服治療薬ができました。

今日もいい一日です。よきよき。ご機嫌です。

母の胎盤から赤ちゃんに感染する先天性サイトメガロウイルス感染症というものが
あります。
(胎盤を介して感染しますので、経胎盤感染といいます)

感染した細胞は封入体というものを持ち、巨細胞化します。
肝臓、腎臓、肺臓、すい臓など、そして中枢神経なども侵されます。
難聴、網膜症、白内障、小頭症、水頭症、石灰化など多彩です。

そのような症状のある子ども(症候性といいます)に
シロップ内服剤『バリキサ』が登場しました。
(バルガンシクロビル:CMVの増殖を抑えます)

ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬ですので、早期内服が推奨されます。
生後2か月以内の治療開始が推奨されます。

スクリーニングとして、難聴があれば、CMV検査を早急に受け、CMV感染ならば、
『バリキサ』内服開始となります。

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