車椅子生活をしました。

今日もいい1日です。よきよき。ご機嫌です。

健康なのに車いす生活をしたことがあります。

都立病院で研修医をしていた頃、そのころにはめずらしくリハビリテーション科というのがありました。そして、私はリハビリテーション科をローテートしためずらしい研修医だったのでした。

その部長先生に言われたのです。

「患者さんの気持ちになるのが大事。だから、今日から君は1週間、車いすで研修医をしてください。」

朝、出勤してから帰宅するまでずっと車いすでした。エレベーターも、トイレも車いす。

お昼ご飯も、職員食堂で車いす。不便でした。人に助けてもらうしかありません。

救急の当直も車いすでやりました。（真面目にやりました）

他人に「すみません」と言って助けてもらったり、コメディカルのスタッフにお願いして必要なものを取ってきてもらう始末。

他科の先輩医師に「何やってんの？お前」とか、言われながら、不思議な1週間でした。

みじめで、見下されて、切ない気持ち。

車いす生活もいい経験でした。