院長先生のブログ
熱性けいれん
熱性けいれん
●38.0度以上の発熱に伴うものを熱性けいれんといいます。
●初発は生後6か月から3歳までが90%以上を占めます。
●9割程度は左右対称の20分以内に収まる単純型熱性けいれんです。
●痙攣の誘因は高体温ですが、上昇速度が速いと痙攣しやすく、
「気づいたら体が熱く、すぐに痙攣してしまった。」ということが多いです。
●抗ヒスタミン薬も痙攣の誘因です。抗アレルギー剤も慎重に。
●単純型熱性けいれんが1~2回ならば、抗痙攣薬などを投与せずに無投薬で経過をみます。
●最後の痙攣から2年以上発作がなければ大丈夫と考えます。