院長先生のブログ
妊婦さんへ注射する新生児のためのRSウイルス予防接種
妊婦さんへ注射する新生児のためのRSウイルス予防接種
新生児がRSウイルスに感染するとまれに重症化することがあります。
(重症化例や死亡例を経験したことがあります)
新生児へのRSワクチンが待ち望まれておりましたが、
この度、母体へ注射するタイプの予防接種が可能になりました。
つまり、生まれてくる赤ちゃんのためのRSウイルス感染予防ワクチンです。
アブリスボ🄬です。
簡単にいうと、
【妊婦に予防接種をして、赤ちゃんを守る】
ということです。世界標準となりつつあります。
基本的には妊娠中に生ワクチンは接種できませんが、不活化ワクチンは妊娠期間や授乳中でも考慮して接種が可能です。
妊娠中の母体を使わせてもらって、赤ちゃんを守る。
時代が変わりつつありますね。
大学や産婦人科プラクティスでの接種になると思います。