院長先生のブログ
心から謝罪するということ。
心から謝罪するということ。
医師として診療をしていると、謝罪しなければならない時があります。
人間ですから、疲れがたまって、つい、うっかりボーッとして、検査入力を入れ間違えたり、忘れたり、処方せんの日数を間違えたりします。些細なことが多いですが、素直に謝りたいです。
また、個人的にはワクチンの接種ミスをしたことがあります。直ちに包み隠さず謝罪するようにしています。隠しきれませんから。
また、自分でなくとも、同僚や組織の仲間のミスも包み隠さず謝罪するようにしてきました。その場は言い訳して、取り繕っても、本来の自分には決して嘘はつけませんから。
自分だけは真実を知っています。取り繕った罪の意識が募ると悪夢をみますから。
謝罪は罪を認めるからダメだ。とか、非を認めることになるから、謝ってはダメだ、ということを言う人がいますが違います。まず、事実関係を隠さず述べて、謝罪して、こうなったいきさつを理解してもらうのが先です。丁寧に何度も理解していただくのが謝罪ですし、許してもらえるかも知れません。許してもらえないかも知れません。でも、謝罪すべきです。
おきてしまったことは速やかに失敗やミスを認めて謝罪です。そして、再発防止です。二度を同じ過ちをしないことです。
二度と同じ過ちを犯さないためにも、心から丁寧に謝罪することが大切です。
謝罪できる人は強い人です。