院長先生のブログ
妊産婦死亡率
妊産婦死亡率
昔、出産は危険を伴うものでした。元気な赤ちゃんが生まれたがお母さんは死んでしまいました、という話がよく聞かれました。
妊産婦死亡率=(年間の妊産婦死亡数÷年間出産数)×10万
現在の日本の妊産婦死亡率は【3.4】(2019)で世界トップレベル。
安心して出産が出来る国となった。
昔はひどかった。1900年代は400、1980年代は15、やっと1990年後半になり、5程度に落ち着いた。
つまり、最近までは、妊娠出産に伴い命を落とす女性が多かった。
死亡理由は1)産科出血 2)脳出血 3)羊水塞栓の順である。
結論からいうと、日本は安心して出産できる国のほうだが、妊産婦死亡率は0ではない。
妊娠・出産は病気ではない、と言われるが命を落とすことがある。
まさに命がけの行為である。
そんなママさん達を心から尊敬します。