院長先生のブログ
下痢が長引く場合
下痢が長引く場合
下痢が長引く場合のケースです。
整腸剤などの薬物療法に頼るのではなく、食事療法が大原則です。
「嘔吐がない場合、消化のいいものを食べさせてください」と伝えるのですが、
「食べたがるので、好きなものを食べさせてしまいました」と
言われることが多いです。
そして、不消化便が続きます。
腸炎では一度、大腸粘膜が脱落してしまうと、不消化便が長く続きます。
よって急いで普通食にしてしまうと、いつまでたっても下痢が治らない、ということになります。
心を鬼にして、親も家族もみんなでお粥!ってなくらいがいいのかもしれません。
もちろん、下痢便はおしりの皮膚を刺激しますのでおむつかぶれ(接触皮膚炎)は必発ですし、
下痢便の処置を衛生的に処理しないと、家族でうつしあうこともあります。
嘔吐物や下痢便などの排泄物処理も実は大切です。
(次亜塩素酸ナトリウム【ハイターでつくる】での排泄物処理も大事です)
下痢、胃腸炎での家庭内対策は
「食中毒予防の3原則」と同じです。
検索し、勉強してみてください。