院長先生のブログ
「顔出し」は危険です
「顔出し」は危険です。
今日もいい1日です。
悲惨な事件が起こってしまいました。
大阪の診療内科クリニックの放火事件です。お悔やみ申し上げます。
不特定多数の大量同時殺人はどんなことであれ許されないことだと思います。
心療内科ゆえに、逆恨みやトラブルに巻き込まれたのかもしれません。
推測の域を出ないのでなんとも断言はできません。しかし、残念でなりません。
医師である以上、患者さんには言いにくいことも告げなければならないこともあります。
そのために守秘義務があるのです。
思い出してしまいました。
都立病院泌尿器科医殺人事件(1994)の時は同じ都立病院に勤めるものとして恐怖を覚えました。
良かれと思って行動しても逆恨みを買うこともあるのです。
それでも医師は真摯に向き合わなければいけません。
なおかつスタッフの命も守らなければいけません。
そのため、当院では徹底的に個人情報の保護を行っています。
特に患者さんの個人情報・病歴だってそう。
また、スタッフの顔写真なんかだって、特にそう。顔なんか個人情報そのもの。狙われる。
だから、当院は「顔だし」は致しません。
院長の私は別です。信頼を得るために、私だけは特別に顔だしします。
院長は客寄せパンダ、見世物でいいと思っています。
しかし、スタッフは別です。
いままでにもスタッフは患者家族から恫喝されたケースもありました。
スタッフを守るため、当院ではスタッフ顔出しはいたしません。
非常に危険なことだと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。