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終戦日に思う

終戦日に思う

今日もいい1日です。

 

母方の祖父は終戦後シベリア抑留を経て帰国。

寡黙な人であった。

戦争のことは全く話さなかった。

ただ、一つだけ、「靴はそろえること」を言っていた。

もっとたくさん聞いておけばよかった。

 

祖父は私が医学部に合格したことを非常に喜んでくれ、自動車免許取得の費用を全額出してくれた。その当時で20万前後。

(私がげんきんな奴で事前に「医学部に合格したら、運転免許代出して!」とおねだりしていたからだ。反省しています。ごめんなさい。)

 

戦時中も根性論や精神論で負けたのに、コロナ禍においても、同様で、精神論でのお願いや要請にとどまっている。負けるのが明らかなようだ。欧米のようにロックダウンする法律がないのだという。

 

日本は言霊の国だから、和を以て貴しとなす国だから、悪いことを口に出すと現実に起こるという迷信にとらわれている。だから、最悪の場面を想定できないでいる。

物事には希望的観測と悲観的観測、ともに想定して準備が必要だ。

準備できていないと最前線で戦う兵士は犬死してしまうのだろう。

政治家は、大丈夫だろうとか、楽観的予測だけでの行動はやめていただきたい。

次の次を先読みして欲しい。最悪の場面を予測して充分準備して欲しい。

コロナ禍でもう2年目の秋となる。準備期間はあったはずだ。

どうかよろしくお願いします。

 

 

 

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