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長岡市小児科 キャッツこどもクリニック 日曜診療あり

仮性アレルゲン  

仮性アレルゲン

今日もいい一日です。

「山芋食べたら、口の周りが赤くなった。」

「トマト食べたら、かゆくなった。」

「汁がついただけでかゆくなった。」

と訴える方がいます。

大体の方は頭痛や発赤かゆみがすぐ出ます。そして、症状としては軽いものです。1時間程度で収まります。

大量に摂取した場合にかぎり、全身の蕁麻疹や喘息発作が起こることもあります。

正確にはIgEが関与しておらず、アレルギーとは違います。

食物内の化学物質が直接作用するので、仮性アレルゲンといいます。

 

仮性アレルゲンとは食べ物に含まれる化学物質でアレルギーのような症状を引き起こします。皮膚の発疹やかゆみなどです。

代表的な物質としてヒスタミン、セロトニン、チラミン、アセチルコリンなどです。

常温サバに蓄積されたヒスタミンや過剰発酵チーズのチラミン、ヤマイモのアセチルコリンなどが代表的なものです。

 

対応の仕方としては、少量なら、大丈夫なことが多いですので、心配いりません。

一度に大量に食べない。なるべく新鮮なものを食べる。火を通す。あく抜きをする。湯通しする。毎日繰り返して同じものを食べない。体調が悪い時は食べない。「?と思ったら、避ける。」という野生の感も必要です。自分の個性(野生)を信じてみてください。

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