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デマとデマゴーグ

デマとデマゴーグ

今日もいい一日です。

先日の話(2月下旬)ですが、SNS情報に流され、やれトイレットペーパーがない、やれティッシュペーパーがない、なとど大騒ぎでした。

嘘の情報には流言とデマゴーグがあります

◎流言(りゅうげん) rumors: 流言とは事実の確認がとれないまま人から人へ次々広まっていく情報のことを言います。噂と同等です。 伝染する内容は根拠をもたず、曖昧です。よって細切れの不確かな情報から知識を寄せ集め、解釈しようとします。

◎デマ demagogy:デマゴーグ(独:Demagog): 流言と似たようなものとしてはデマがあります。しかし、デマは特定の目的のために意図的に情報を操作された虚偽のものです。つまり作られた偽りの情報です。

「トイレットペーパーがなくなる」との情報は悪意がないとすればデマではなく、不確かな流言です。しかし、流言だからこそ、マスコミやインターネット、SNSであっという間に伝わります。特にSNSの画像は非常に効果的です。効果的に人々の恐怖や不安をあおります。逆にいうと恐怖や不安をあおるには画像や動画が非常に効果的です。

「統計と恐怖心は一致しない。」と言われていますが、「お化けは脳が見る」とも言われています。その通りで、恐怖は視覚に訴えますし、視覚野は後頭葉にあります。

つまり不安や恐怖により、デマも流言もあっという間に広がり、人間を行動させます。不安や恐怖に耐えられないからです。デマも流言も不安定な社会情勢や緊張した状態であるともっとも広がりやすいといわれています。今現在、民度が問われています。

で、どういうことがと申しますと。「情報は正しく恐れよ」 ということです。

みなさんに求めるのは、集団的パニックにならず、正しい情報と正しい行動です。よろしくお願いいたします。

 

 

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