院長先生のブログ
リンパ節のはれ Virchow’s lymph node
リンパ節のはれVirchow’s lymph node
今日もいい一日です。
小児科外来で多い主訴の一つに「首の腫れ」があります。 おたふく風邪で有名なのは耳下腺の腫れでしょう。
主なリンパ節で大事なのは以下の4つです。
頚部リンパ節
鎖骨上リンパ節
腋窩リンパ節
鼠径リンパ節
中でも最後は鎖骨上のリンパから、静脈に入っていきます。特に左の鎖骨上リンパ節はウィルヒョウのリンパ節といってとても重要です。最後の砦です。
ですので診察のおわりに首と鎖骨上は必ず触るようにしています。
小児では抗菌薬を投与することもありますが、なにもせず一か月後に再診するというのもいい手段だと思います。
2cm以上となると悪性を考えなくてはいけません。悪性のものは凸凹しており、硬いもので組織に固定しています。40歳以上は要注意です。
感染性のものは圧痛があり、柔らかく、可動性があります。1cm以下です。
ともあれ、要注意です。