便所の神様 2004 in Hawaii

新生児蘇生法（ＮＣＰＲ）を学びにハワイに行ったことがある(2004年)。その頃は日本に認定コースがない時代で一人で講習会に参加した。もちろん苦手な英語で。

帰国時のホノルル国際空港（現在ダニエル・Ｋ・イノウエ国際空港）でのお話です。トイレ掃除のおばちゃんとの会話。トイレ前で休んでいると話かけられました。「何しに来た？中国人か？日本人か？」と。

「日本人です。仕事です。」と答えた。すると、おばちゃんが勝手に話し出した。

「いま、私は便所の掃除婦を一生懸命やっています。だから、息子はパイロットになりました。そして、あの飛行機とあの飛行機を飛ばしています。だから、また、私も一生懸命、掃除します。だから、飛行機は落ちません。」としゃべった。そして、日に焼けたせいか皺の多い顔をくしゃくしゃにして笑顔を見せてくれた。クーラーがガンガン効いた乾燥したエアポートだった。

ほんとかどうかはどうでもいい。神様をみたような気がした。