院長先生のブログ
ふるえる手はふるわしたままでいい
ふるえる手はふるわしたままでいい
院長は外科医ではないが、担当患者が手術になると可能な範囲で手術を見学させていただいた。名手、国手と言われる先生でもかなりの確率で手が震えていた。内視鏡の名人もそうだ。カテーテルや人工心肺の名人もそうだ。普段ならサクッと入るAラインや気管挿管でさえも大きく手が震え何度もトライしている。ガタガタと震える麻酔科医はガタガタしながら何度も手技に挑戦し、肝切除を成功させた。外科医はプルプル震える指先で気管形成術をやってのけた。皆、素晴らしい医師だった。
皆、手を震わしながら、大手術をやってのけた。やり方なんかじゃなく、どうやり通したかが大切なんだとわかった。みな名医である。
ふるえる手はふるわしたままでいい