院長先生のブログ
位置的頭蓋変形症についての私的一考察
位置的頭蓋変形症についての私的一考察
今日もいい一日です。よきよき。ご機嫌です。
位置的頭蓋変形症、いわゆる向き癖の赤ちゃんを300例ほどみてきました。
そこで、なんとなくですが、感じたことがあります。
在胎週数が不明の赤ちゃんを評価する場合、在胎週数推定にNew Ballardスコアがあります。(もはや、現代において、在胎週数がわからないなんてことは、まずないはずですが。)
Ballardスコアは、姿勢やスカーフ徴候や踵耳徴候などで成熟度を判定します
さておき、向き癖がある赤ちゃんに気づいたことがあります。肩の挙上に左右差があるからです。肩が上がらないのです。肩関節が硬いのです。正確に言うと、肩甲骨が硬いのです。
肩甲骨外転上方回旋が硬いのです。
う~ん、つまり、肩が硬くて、上腕が耳につかないのです。
つけようと腕を頭側に挙上すると痛がって泣くのです。
それが、まあ、頭蓋変形の一因でもあるのかなあ、と最近考えています。
(まあ、肌感覚でしかなく、エビデンスはないのですが、、、すみません)
肩の硬い赤ちゃんには関節可動域が広がるようにストレッチマッサージをしてあげています。
そんなところです。
よろしくお願いいたします。