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長岡市小児科 キャッツこどもクリニック 日曜診療あり

抗生物質が手に入りません

 

抗生物質が手に入りません

 

今日もいい一日です。よきよき。ご機嫌です。

 

困っていることがあります。

それば、抗生物質が手に入らないことです。薬局の市場においては抗生物質が非常に不足しています。つまり、手に入りません。ですので、現在、小児科感染症臨床において、内服していただく必要のある子供たちがたくさんいるのですが、処方できずにいます。困っています。

大前提として風邪では抗生物質は必要では、ありません。

昔のように上気道炎、つまり風邪程度では抗生物質は出しません。

しかしながら、 比較的軽症が多いと言われる一般小児科開業医レベルといえども抗生物質を必ず必要とする疾患がいくつかあります。

例えば、尿路感染症、や気管支炎、肺炎、ある種の扁桃腺炎や中耳炎、副鼻腔炎や皮膚感染症などの細菌性感染症には、その起炎菌にあわせた適切な抗生物質が適量必要です。

起炎菌にあって適切な抗生物質をつかわないと、難治な薬剤耐性菌ができてしまうからです。ですから、小児科医は抗生物質の選択に非常に気を使っています。

ですが、抗生物質が手に入らなくなってしまった今、そんなことは言っていられなくなってきました。

抗生物質が市場に出なくなった理由はたくさんあると思われます。

原材料の不足、高額化、薬価の低さ。後発品製造会社の品質低下、などなど。

(以上は推測です。すみません。)

ともあれ、国民の命を守るために、薬剤が無ければ、戦えません。

「素手で戦場に行って、がんばれ!」と言われているような気がします。

(極端なたとえですみません)

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