院長先生のブログ
結核は減っているが油断できない
結核は減っているが油断できない
結核対策委員会の委員長をしています。
以下、厚労省のホームページより。
◎1日平均28人が結核と診断されています。
◎結核は、今でも年間10,000人以上の新しい患者が発生し、1,600人以上が命を落としている日本の主要な感染症です。
◎結核り患率(新登録結核患者数を人口10万対率で表したもの)は前年より1.0ポイント減少して8.2となり、前年に引き続き、り患率10.0未満とする結核低まん延国の水準を達成しています。
◎新規結核患者は、高齢者に多く、およそ4分の3が60歳以上となっています。
◎また、特に若年の外国生まれの患者の割合が増加しており、20-29歳の新規患者のおよそ4分の3を占めています。
以上、厚労省ホームページより抜粋。
◎個人的には結核は減ってきているものの、インバウンド影響などもあり、麻疹とともに国内流入を監視すべき重要な感染症であると考えます。油断ならない疾患です。
ボクは海外渡航や長引く咳、寝汗などを聞き取りし、常に結核を恐れています。