院長先生のブログ
『情熱大陸』と『クリニカル・イナーシャ』の狭間にて
『情熱大陸』と『クリニカル・イナーシャ』の狭間にて
今日もいい一日です。よきよき。ご機嫌です。
クリニカル・イナーシャとは臨床的惰性とでも訳せばいいのでしょうか。
治療ゴールに達していないのに、まあいいか、とでもいうように怠惰な姿勢で、だらだらと治療継続をしてしまうこと、いわゆるダメな治療者の姿勢です。
ゴールがいつまでたっても遠のくばかり、互いに不幸になってしまいます。
今の自分の診療スタイルを指摘されているようで怖いワードです。
昔は違いました。『情熱大陸』のような熱いハートで治療に専念していました。
「お前、熱い!ウザイ!」とか
「張り切りすぎるな!」とか
「お前、自分だけ盛り上がって、患者をあおるな!」
などといわれた若い時がありました。
あの頃の情熱はどこにいってしまったんでしょうね。
情熱とイナーシャの間を漂い、戻り、フラフラとしています。