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譲カード

 

譲カード

 

今日もいい一日です。よきよき。ご機嫌です。

 

譲カードって知っていますか?

石蔵先生が日本原子力発電所協会のホームページにのせています。(2020年4月8日)

ホームページを訪れていただければわかりますが、簡単に要約させていただきますと。

医療がひっ迫してECMOなど限られた集中治療が必要な時に、

「高齢者が高度医療を万が一の時に若者に譲る」という意志表示のカードです。

 

賛否両論あるようです。

 

臓器提供意思表示カードと似たような感じにまとまっていますが、ちょっと違うと思います。このカードは法に則り、自らの臓器提供の意志を示しています。

 

譲カードは設定が違います。あくまでも、大災害や医療崩壊の場合に、ECMOが足りないから、お年寄りの人工呼吸器をはずして、若者につけようというものらしいです。

 

大前提として、命は常に平等です。時代や場所、性別、年齢に縛られず、あくまで同等です。

そのうえでの議論が必要です。

 

東日本大震災でもありましたトリアージを考えてみてください。切迫しており、他の代替の方法がなく、一時的なものであれば、命に色を付けることができます。助けられる人から助けていく、というのがトリアージです。

非常時の場合、そのようなことが許されます。

非常時ではない場合はどうでしょうか?トリアージも大事ですが、医者なら、みんな全部助けたいと全力を出すはずです。

では、想像してみてください。通常の道で倒れている人が「ボクの命を助けないでくださいカード」を持っていたら、どうでしょうか?助けますか?助けませんか?難しいですか?いいえ、簡単です。助けます。

 

ん~、こんがらがってきましたが、さっとまとめると、非常時かどうかが、問題のようです。ECMOとかだって、沢山あれば、いいでしょ。老人も若者もどちらも助けられたらそれに越したことはないでしょ。

そして、非常時の場合、助けられる人から助けていく、というトリアージが発動します。

大丈夫、もっと人間を、仲間を信用していい。信頼していいと僕は思います。

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