院長先生のブログ
暗示とノシーボ効果
暗示とノシーボ効果
今日もいい一日です。よきよき。ご機嫌です。
院長は一応国家資格をもった公認心理師ですので、
今はやりませんが、以前は催眠療法などをやっていました。
クライエントの無意識に暗示をかけたりもしました。
つまり、いい暗示です。
「この催眠から覚めたら、ちょっと気分が楽になっているかも知れません。」などと、
ささやいたりします。
さて、皆さんは「ノシーボ効果」って知っていますか?
プラシーボ効果とは反対の効果です。
簡単に説明すると
全く害のない薬を飲ませて、「効きますよ」と言って、いい効果を出すのが、プラシーボ効果。
全く害のない薬を飲ませて、「何か害をもたらします」という暗示でおきる現象・効果をノシーボ効果といいます。
「いわゆるモデルナアーム」の何割かは、やはりテレビのノシーボ効果であると個人的には思います。
人間は弱いもので、不安や恐怖の元では簡単に暗示にかかってしまいます。
特に子供なんかは「他者から期待されることにより、効果が増強される」ピグマリオン効果も教育現場では有効的です。
逆のゴーレム効果なんてのもあります。
ともあれ、不安や恐怖の中では人間は冷静な判断ができず、容易に操作されてしまいます。
私もそういうところがあります。だから、不安や恐怖はできる限り取り除く必要があります。
テレビで紹介されている「ワクチンの怖い副反応!」っていうのを見ていると、
「あ、これはノシーボ効果だなあ」なんて、思ってしまいます。
気をつけましょうね。