院長先生のブログ
「医学生」という病
「医学生」という病
今日もいい1日です。よきよき。ご機嫌です。
「医学生」という病がある。
「医学部生」という別名もある。
必死に勉強して、浪人したりして、医学部に入学した人だけがかかる病である。
大学に入学しても、定期テストや実習やらで、非常に忙しい。
燃え尽きてしまう人もいるし、精神的に病んでしまう人もいる。
もっとも重症な合併症は
【病気を勉強するたびに、自分もその勉強した疾患にかかってしまう(想像の範囲で)】
精神科の勉強をすると自分にも当てはまって精神疾患の自己診断をしたりしてしまいます。
遺伝の勉強をすると自分に当てはめ、鬱々と病んでしまう。
10代は破瓜型の疾患が発症してしまいがちだし、本当に人生の激動期。
上下しながら、悩みながら、進んでいくしかない。
よく「なんで医者になろうとしたんですか?」と見ず知らずの人に聞かれる。
お金もないし、時間も足りない。
他の大学生のようにキャピキャピしたキャンパスライフなんてない。
暗いうちに大学に行って、暗くなってから帰宅する。
食べれるものなら、何でも食べる。
着れるものなら、何でも着ている。
寝る前に勉強して、寝て起きてから勉強する。
医学部で学ぶべき領域範囲は5年で倍増するという。
果てしない学問の入口である。
まだまだ、疾患「医学生」の症状はあるが、紙面がつきる。
治癒までに6年かかる「医学生」という病です。