院長先生のブログ
憤りを感じる日々~先の先を見通して~~
憤りを感じる日々~先の先を見通して~~
外科医は緊急手術の時、必ず麻酔科医が来ると信じて、麻酔導入をし、手術を始める。
緊急手術の際、輸血が必ず来ると信じて、大量出血外傷に望む。
そのように医療に関しては信用・信頼が欠かせない。
でなければ、怖くて何もできないではないか。
10単位の輸血を輸血センターに頼んだのに、
「途中で5単位、使ってしまいました。」なんて、そんなことありえるか?
ワクチンの供給が出来なくなったと、医師会からFAXが来ました。
打て打て、と言ってたのはそっちでしょ。こちらは診療時間を削って、土日も勤務しています。
信用を失うよ!
「ワクチン1回目打ったのに、2回目がありません。」とか、言えませんよ。
国からのワクチンは何箱、どこにあるのですか? 何月何日に何処に何箱納めたのですか。
で、何箱どこのフリーザーに確保されているのですか。どこの施設が使わないのに大量に囲い込みをしているのですか。ワクチンはいったいどこに消えてしまったのですか?
日頃から市町村と医師会が意思疎通をしてこなかったのが原因ではないか。
職域接種なんて本当にいいのですか。医療機関でもないのに、職員の家族や地域の人まで、ワクチンを打って
いいのですか。だったら、インフルエンザワクチンも他のワクチンも健診も乳幼児健診もすべて、営利企業にやってもらえよ。できるんだったら、やってもらえ。医療機関の存在意義はないのではないか?
当院は先の先を見込んで行動しています。
基本は小児科だから、「子どもファースト」で考えています。子供が国の柱だからです。未来の希望だからです。子供を大切にしない国は絶対滅びます。
子どもを助けるために、行動しています。
だから、発熱外来もやって、院内PCRもやって、長岡市PCRもお手伝いして、高齢者のワクチン接種もやって、集団ワクチン接種もやって、すべて、子どものワクチン接種をやってあげたいからやっています。
面倒なH-SYS, G-MIS,V-SYS, VRSなんかもすべて1年以上前から子どものワクチン接種をやってあげたいからやっています。先の先を見通して行動しています。スタッフも休みなしですよ。
ここにきて、ワクチンするな、とはどういうことですか?
なんか梯子を外された気分です。どうすればいいですか?