院長先生のブログ
井村先生の反射
井村先生の反射
今日もいい一日です。
赤ちゃんと向かいかって、赤ちゃんの手のひらを親指で左右同時に押してみてください。
すると、赤ちゃんの口が開きますよ。
原始反射の一つです。
都立大塚病院小児科部長・院長だった恩師・井村先生に教えてもらいました。
ある日、井村先生の回診時について回るとこんなことがありました。
ベビーの手の平を押して、ベビーの口が開くと
井村先生:「噂によると君は頭がいいらしいけど、じゃあこれ、なんの反射かわかる?」
私:「ルーティング反射やモロー反射でもないし。えー。すみません。わかりません。教えてください」
というと、
井村先生:「私が発見した。名前のない反射だ。」と笑いました。
それ以降、私の中では個人的には「井村先生の反射」と名付けさせてもらっています。
この反射をみると井村先生を思い出します。
嫁さんにも試してみました。両手を押すと口を開いたことは開きましたが「バカ」と言われました。