院長先生のブログ
ジアノッティ・クロスティ症候群
ジアノッティ・クロスティ症候群(Gianotti-Crosti Syndrome)
下肢伸側、顔面、臀部に特徴的な皮疹ができます。
左右対称に1mm大の赤い丘疹が散在します。
昔はB型肝炎ウイルス感染で生じるとされていました(ジアノッティ病)が、
現在では種々のウイルス感染に反応しておきるものと明らかにされました。
(EBウイルス、アデノウイルス、サイトメガロウイルス、パルボウイルス、RSウイルス、ロタウイルス、ヒトヘルペスウイルス6型など)
自然治癒します。皮疹が長い場合2か月ほど続きます。
ちなみにリンゴ病(伝染性紅斑;Erythema Infectiosum)はパルボウイルスB19感染症です。